■NY株式:NYダウ94ドル安、冴えない小売売上高やインフレ上昇を警戒



米国株式市場は下落。ダウ平均は94.42ドル安の34299.33ドル、ナスダックは101.28ポイント安の14072.86で取引を終了した。5月小売売上高が予想以上に鈍化したほか、生産者物価指数が予想を上回る伸びを示したことが警戒材料となり、寄り付き後、下落した。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開催中で、明日の結果公表を控えた警戒感も強く終日軟調に推移した。セクター別ではエネルギー、保険が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。



航空機メーカーのボーイング(BA)は米国と欧州連合(EU)が航空機メーカーへの補助金を巡る報復関税の停止を5年間延長することで合意したことが好感され小幅高。航空会社、スピリット(SPR)はシテイグループが投資判断を引き上げ上昇した。石油会社のエクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)は、原油先高感が強まり、それぞれ上昇。一方、オンラインカジノを運営するドラフトキング(DKNG)は、空売りで知られるヒンデルブルグリサーチが、同社の空売りポジションを明らかにしたため、急落した。



取引終了後、ソフトウェア・メーカーのオラクル(ORCL)は第4四半期決算を発表し、予想を上回る内容となったが、期待感が強かったこともあり利益確定売りなどに、時間外取引で下落している。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:インフレ関連指標を意識してドルは下げ渋る



15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円02銭まで下落後、110円16銭まで上昇して110円05銭で引けた。米5月小売売上高が予想以上に落ち込んだことを嫌気しいったんドル売りが優勢となったが、予想を上回った5月生産者物価指数(PPI)を受けて米国債相場が軟調に推移し、金利の上昇でドル買いが強まった。



ユーロ・ドルは1.2101ドルまで下落後、1.2131ドルまで上昇して、1.2127ドルで引けた。ユーロ・円は133円27銭まで下落後、133円57銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.4041ドルから1.4095ドルまで戻した。制限措置の解除時期延期を嫌ったポンド売りは一巡した。ドル・スイスは0.9008フランまで上昇後、0.8979フランまで下落した。





■NY原油:大幅高で72.12ドル、石油需要増大の思惑強まる



NY原油先物7月限は大幅高(NYMEX原油7月限終値:72.12 ↑1.24)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+1.24ドルの72.12ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは70.81ドル-72.48ドル。アジア市場で70.81ドルまで下げたが、石油需要増大の思惑が広がっており、ニューヨーク市場で72ドル台に上昇。株安が多少嫌気されたが、時間外取引で72.48ドルまで一段高となった。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  41.39ドル   +0.03ドル(+0.07%)

モルガン・スタンレー(MS) 90.70ドル   -0.02ドル(-0.02%)

ゴールドマン・サックス(GS)371.30ドル  -1.62ドル(-0.43%)

インテル(INTC)        57.99ドル   -0.20ドル(-0.34%)

アップル(AAPL)        129.64ドル  -0.84ドル(-0.64%)

アルファベット(GOOG)    2520.66ドル -6.38ドル(-0.25%)

フェイスブック(FB)     336.75ドル  -0.02ドル(-0.01%)

キャタピラー(CAT)      219.46ドル  +0.45ドル(+0.21%)

アルコア(AA)         36.29ドル   -0.66ドル(-1.79%)

ウォルマート(WMT)      140.00ドル  -0.56ドル(-0.40%)