■NY株式:NYダウ210ドル安、金利低下でハイテク株が下支え



米国株式市場はまちまち。ダウ平均は210.22ドル安の33823.45ドル、ナスダックは121.67ポイント高の14161.35で取引を終了した。週次失業保険申請件数が予想外に前週から増加したほか、6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想を下回ったため寄り付き後、下落した。ダウは終日軟調に推移。引けにかけてはハイテク株の上昇が下支えとなり、下げ幅を縮小した。長期金利が低下し、タカ派色を強めた6月連邦公開市場委員会(FOMC)前の水準に戻したことからハイテク株に買いが広がりナスダック総合指数は上昇。セクター別では半導体・同製造装置、ソフトウェア・サービスが買われた一方、銀行やエネルギーが売られた。



スーパーマーケットチェーンを運営するクローガー(KR)は第1四半期決算の内容が予想を上回り、上昇。また、住宅建設会社のレナー(LEN)も住宅価格の上昇が第2四半期の収益を押し上げ、買われた。先日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの最終治験で90%の有効性を発表したばかりのバイオのノババックス(NVAX)はドイツの競業、キュアバックが同社開発のワクチンが最終治験結果で目標に達しなかったことを発表したため、上昇。一方、オンライン小売のオネスト(HNST)は、上場後、初の決算内容が市場の予想を下回り、大幅下落した。



取引終了後、ソフトウエアメーカーのアドビ(ADBE)は決算を発表し、内容が予想を上回ったため時間外取引で上昇している。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:米長期金利低下で円売り縮小



17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円71銭から110円17銭まで下落し、110円24銭で引けた。先週分の米新規失業保険申請件数は増加したほか、米6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想以上に低下したため、10年債利回りは低下し、ドル売りが優勢となった。NYダウの下落を警戒してリスク回避の円買いも加速した。



ユーロ・ドルは1.1951ドルから1.1892ドルまで下落して、1.1907ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の専務理事兼首席エコノミストのフィリップ・レーン氏が「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)終了議論は時期尚早」と指摘し、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は132円15銭から131円03銭まで下落。リスク回避の円買いが優勢となった。



ポンド・ドルは1.3963ドルから1.3896ドルまで下落した。英国の新型コロナ感染者数が再び増加傾向にあり2月来で最高となったため、景気回復が抑制されるととの懸念にポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.9133フランから0.9188フランまで上昇した。





■NY原油:ドル高を意識して71.04ドル、売りが強まる



NY原油先物7月限は反落(NYMEX原油7月限終値:71.04 ↓1.11)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比-1.11ドルの71.04ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは69.77ドル-72.30ドル。ニューヨーク市場の序盤にかけて72.30ドルまで戻したが、ドル高を意識して一時69.77ドルまで反落。原油需要増大の思惑は後退し、利食い売りが活発となった。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  39.80ドル   -1.82ドル(-4.37%)

モルガン・スタンレー(MS) 87.91ドル   -3.19ドル(-3.50%)

ゴールドマン・サックス(GS)361.50ドル  -9.50ドル(-2.56%)

インテル(INTC)        57.18ドル   -0.04ドル(-0.07%)

アップル(AAPL)        131.79ドル  +1.64ドル(+1.26%)

アルファベット(GOOG)    2527.42ドル +13.49ドル(+0.54%)

フェイスブック(FB)     336.51ドル  +5.43ドル(+1.64%)

キャタピラー(CAT)      209.45ドル  -7.71ドル(-3.55%)

アルコア(AA)         33.58ドル   -1.78ドル(-5.03%)

ウォルマート(WMT)      137.72ドル  +0.57ドル(+0.42%)