18日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米長期金利の低下を手がかりに、ドル売り基調に振れやすい地合いに。ただ、週末に向けユーロ・円などクロス円の急激な下げは一服するとみられ、ドル・円をサポートしそうだ。



米連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派姿勢を受けた米長期金利が失速し、前日の取引でドルは下落基調に転じた。一方、ユーロ・ドルの下落に追随しユーロ・円が売り込まれ、クロス円の下げを主導。ドル・円はドル売りとクロス円の急落に押され、110円10銭台に値を下げた。本日アジア市場で米金利の持ち直しとクロス円の下げ渋りにより、ドル・円は110円前半で底堅く推移。日銀が緩和的な現行政策を維持し、円買い後退によりドルをサポートした。



この後の海外市場では重要イベントが予定されておらず、調整による売り買いが中心となりそうだ。手がかりとなる米長期金利は小幅に戻し、ドル売りを抑制する見通し。また、欧州中銀(ECB)の慎重姿勢や英国での新型コロナウイルス再拡大を受け欧州通貨は売り圧力が根強く、ドルに買いが入りやすい。一方、クロス円は前日の大幅安で、週末に向け買戻しが見込まれる。材料難のなか日銀の政策決定が注目されれば、緩和継続による円売りが主要通貨を下支えしよう。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 ユーロ圏・4月経常収支(3月:+178億ユーロ)