26日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:こう着感の強い相場展開のなか直近IPOへの物色に

■三井E&S、22/3業績修正 売上高5900億円←6700億円

■前場の注目材料:クボタ<6326>カナダAgJを買収、自動運転開発加速





■こう着感の強い相場展開のなか直近IPOへの物色に



26日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。25日の米国市場はサンクスギビング(感謝祭)の祝日で休場だった。海外勢のフローは限られるため、商いは盛り上がらないだろう。日経225先物のナイトセッションは日中比10円安の29510円で終えており、29450円〜29520円辺りでの狭いレンジ推移だった。円相場は1ドル115円30銭台で推移している。方向感に欠けるなか、日経平均は29500円を挟んだ狭いレンジ取引が見込まれよう。英国やドイツの主要な株価指数は小幅に上昇している。



インフレ懸念のほか、欧州での新型コロナウイルス感染症の再拡大による経済回復の遅れ、中国の不動産リスクへの警戒も根強く、先高期待は高まりづらい。米国では感謝祭明け後から年末商戦が始まるが、コロナによる物流機能に障害が見られていることから楽観的な見方には向かいづらい面はある。一方で政府はきょう、今年度の補正予算案を閣議決定する。18歳以下の子どもがいる世帯に一人当たり10万円を配る給付金や中小企業に配る事業復活支援金などコロナ対策のほか、経済活動の正常化に向けた動きが改めて意識されやすいため、下値を売り込む流れにはなりづらいところ。



そのため、薄商いのなかで先物主導によるインデックスに絡んだ売買のほかは、個別の材料株などによる短期的な値幅取り狙いの動きとなろう。昨日は断続的なインデックス売買によってグロース株が堅調だったことから、日経平均は反発を見せた。本日も方向感に欠けるとはいえ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの動向を見極めたいところであろう。そのほか、足元では中小型株の一角に資金が集中する動きも見られているため、強いトレンドを継続している銘柄への物色も継続。また、直近IPOへの物色も強いことから、個人主体の短期的な値幅取り狙いの動きとなりそうだ。



特に来月はIPOラッシュとなることから、よりIPO銘柄に投資家の関心が集まりやすい。外部環境の不透明感から相場全体として商いは膨らまず、こう着感の強い相場展開となる一方で、需給不安の少ないIPO銘柄には日替わり的に資金が流入することになりそうだ。





■三井E&S、22/3業績修正 売上高5900億円←6700億円



三井E&S<7003>は2022年3月期業績予想の修正を発表。売上高を6700億円から5900億円に下方修正した。三井海洋開発<6269>の一部株式を売却することにより、22年1-3月期から持ち分法適用関連会社になるため。





■前場の注目材料



・日経平均は上昇(29499.28、+196.62)

・1ドル=115.30-40円

・欧州STOXX600は上昇(481.72、+2.03)

・米国景気の拡大

・日銀は金融緩和を長期化

・株価急落時の日銀ETF買い





・NTT<9432>20代で管理職、23年度新体系導入、専門性重視し評価

・京セラ<6971>中計、売上高3兆円目指す、半導体向けなど重点投資

・三菱マテリアル<5711>アルミ撤退、昭和アルミ缶に譲渡

・三井E&S<7003>三井海洋開発株を一部売却、「プライム」への措置

・三菱電機<6503>FA機器を即時調整、産総研とAI制御技術開発

・塩野義<4507>ベトナム政府と協力、コロナなど感染症対策

・三菱商事<8058>鎌倉市で医療MaaS実証、来月4日から

・ホンダ<7267>事故リスクを事前警告、AI運転支援技術開発

・スズキ<7269>25年めど軽EV投入、日・印で普及推進

・中央発條<5992>インドネシア生産増強、3年で6億円投資

・クボタ<6326>カナダAgJを買収、自動運転開発加速

・東京製綱<5981>収益力向上に主眼、新中計始動“U字回復”目指す

・三井化学<4183>ライフ&ヘルスを第一の柱に、成長投資6割充当

・東レ<3402>EV用電池セパレーター、LG化学とコスト競争力追求





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:30 11月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.3%)



<海外>

・09:30 豪・10月小売売上高(前月比予想:+2.2%、9月:+1.3%)