2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:波乱含みの展開を警戒しつつも徐々に底入れを想定した動きも意識

■伊藤園、2Q営業利益 26.1%増 108億円

■前場の注目材料:双日、ベトナム南部に工業団地新設、4カ所目、13年以来の開発





■波乱含みの展開を警戒しつつも徐々に底入れを想定した動きも意識



2日の日本株市場は、波乱含みの展開を警戒しつつも徐々に底入れを想定した動きも意識されそうだ。1日の米国市場ではNYダウが461ドル安だった。朝方こそ前日の大幅な下落に対する自律反発狙いの買いが先行する格好となり、NYダウの上昇幅は一時500ドルを超える場面も見られた。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が下院金融サービス委での証言で量的緩和(QE)縮小を早める可能性を再表明し上げ幅を縮小。疾病管理予防センター(CDC)が国内初の変異株(オミクロン株)感染を確認したと発表、投資家心理が悪化し大きく下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比760円安の27420円。円相場は1ドル112円70銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャッダウンで始まることになろう。米国では変異株(オミクロン株)感染を確認したことが景気回復を遅らせるとの懸念に繋がったようである。ただし、欧州各国で感染が広がるなかで米国内での感染は想定線であったとも考えられ、パニック的な売りの影響が大きいだろう。一方で、世界保健機関(WHO)の主任科学者がワクチンで重症化を防げる公算大との考えを示していることもあり、冷静さを取り戻しそうだ。



VIX指数は10カ月ぶりに30台に上昇してきたことから、一段の株安を想定したリスク回避姿勢が強まりやすいところ。一方で、市場のセンチメントは完全に悲観に傾いたと見られるため、格言を用いれば、悲観の中での買いとなる。楽観的な見方ではないものの、連日で値幅の大きい荒い値動きが続くなかで、次第に底入れのタイミングを見極めたいとする動きが意識されそうだ。日経平均は10月安値に接近してきており、ダブルボトム形成への期待も出てくるだろう。NYダウについても52週線に接近してきたことから、底入れを想定したセンチメントに向かいそうだ。



物色の流れとしては指数インパクトの大きい値がさ株はインデックス売りの影響を受けようが、SOX指数は下落したものの高安まちまちであり、ハイテク株への押し目狙いのスタンス。また、中小型株についてはマザーズ指数の下落を見る限り個人投資家の需給状況は悪化している可能性が高いものの、底堅い値動きを見せている銘柄などへは順張り投資での値幅取り狙いとなろう。





■伊藤園、2Q営業利益 26.1%増 108億円



伊藤園<2593>が発表した第2四半期決算は、営業利益が前年同期比26.1%増の108.56億円だった。前年同期に新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で赤字だったタリーズコーヒー事業が黒字転換。茶葉やコーヒー豆は在宅需要を取り込んだ。





■前場の注目材料



・日経平均は上昇(27935.62、+113.86)

・米長期金利は低下

・米国景気の拡大

・日銀は金融緩和を長期化

・株価急落時の日銀ETF買い





・三菱ケミHD<4188>石化と炭素を分離・独立、業界再編主導

・クボタ<6326>中部電と資源循環の市川環境HDに出資

・商船三井<9104>ダイビル・宇徳にTOB、総額1317億円

・トヨタ<7203>サブスク解約金無料に、20車種超対象に新プラン

・丸文<7537>無線給電評価キット、米VBのオシアと共同開発

・パナソニック<6752>米傘下と技術融合、新たな収益源「リカーリング」

・帝人<3401>再生医療分野の連結売上高、30年度200億円

・富士フイルム<4901>中国に細胞用培地拠点、営業・技術支援強化

・日本製鉄<5401>タイ2子会社統合、工程一貫、品質・納期対応強化

・東レ<3402>高難燃性CFRP開発、次世代航空機部品向け

・レンゴー<3941>段ボール原紙をキロ10円超上げ、来年2月出荷分





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:50 11月マネタリーベース(10月:前年比+9.9%)



<海外>

・09:30 豪・10月貿易収支(予想:+111.50億豪ドル、9月:+122.43億豪ドル)