6日のドル・円は、東京市場では139円66銭から139円10銭まで下落。欧米市場では139円13銭から139円99銭まで買われたが、139円58銭まで反落し、139円67銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に139円台で推移か。6月利上げの可能性は低いものの、新たなドル売り材料が提供されない場合、ドルは下げ渋る可能性がある。



6月13−14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、政策金利の据え置きが決まる可能性が高いとみられている。CMEのFedWatchツールによると、6日時点で6月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%(据え置き)となる確率は75%超の水準を維持している。米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン理事は5月31日、「次回会合で政策金利の据え置きを決定しても、今サイクルのピーク金利に達したと解釈すべきではない」、「実際には、次回会合で利上げを見送ることにより、FOMCはより多くのデータを見てから追加引き締めの程度について決定できる」と述べたことが引き続き意識されているようだ。7月以降についてはデータ次第の状況が続くとみられる。