27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円15銭から149円69銭まで上昇し、引けた。



米8月耐久財受注速報値が予想外のプラスに改善し国内総生産(GDP)算出に用いられる数値も予想を上回り経済成長に楽観的見通しが強まった。原油価格の上昇や、ハト派姿勢を維持していた本年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権も持つカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が年内の追加利上げを予想、24年には利下げを予想していないとのタカ派姿勢を示したため金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。



ユーロ・ドルは、1.0550ドルから1.0490ドルまで下落し、引けた。



ユーロ・円は、157円40銭から156円96銭まで下落。株安に連れリスク回避の円買いが優勢となった。



ポンド・ドルは、1.2160ドルから1.2111ドルまで下落した。



ドル・スイスは、0.9171フランから0.9225フランまで上昇。



【経済指標】

・米・8月耐久財受注速報値:前月比+0.2%(予想:-0.5%、7月:−5.6%←-5.2%)

・米・8月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比+0.4%(予想:+0.2%、7月:+0.1%←+0.4%)

・米・8月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.7%(予想:0.0%、7月:-0.3%)