23日午後の東京市場でドル・円は上値が重く、150円65銭まで上昇後は150円50銭台で伸び悩む。米10年債利回りの失速でややドル売りに振れ、ユーロ・ドルは本日高値圏に浮上した。ただ、強いユーロ買い材料は乏しいため、上昇は小幅にとどまる。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円37銭から150円65銭、ユーロ・円は162円79銭から163円08銭、ユーロ・ドルは1.0815ドルから1.0831ドル。

ドル・円は小じっかり、米利下げ時期後退の観測で

23日の東京市場でドル・円は小じっかり。東京の休場で薄商いのなか、150円37銭まで下げる場面もあった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者の早期利下げに慎重な見解が相次ぎドル買い地合いに。夕方にかけて一段高となり、150円65銭まで上昇した。

・ユーロ・円は162円79銭から163円08銭まで上昇。

・ユーロ・ドルは1.0815ドルから1.0831ドルまで値を上げた。

・日経平均株価:休場

・17時時点:ドル円150円50-60銭、ユーロ・円163円00-10銭

【要人発言】

・ドナフー・ユーロ圏財務会合議長

「成長の弱さが続いていると見て取れる」

・ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事

「インフレについては圧倒的に上振れリスクがある」

「少なくともあと数カ月はインフレのデータを確認する」

【経済指標】

・NZ・1月貿易収支:-9.76億NZドル(12月:-3.68億NZドル←-3.23億NZドル)

・独・10-12月期GDP改定値:前年比-0.4%(予想:-0.4%、速報値:-0.4%)