23日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円56銭へ強含んだのち、150円30銭まで反落し、引けた。



連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が利下げを巡り1月の消費者物価指数(CPI)の予想を上回った結果が利下げ開始時期の判断に慎重な姿勢で臨む理由となると慎重姿勢を示したため過剰な利下げ観測が後退しドルが堅調に推移した。同時に、NY連銀のウィリアムズ総裁も含め全FRB高官が利下げに慎重ながら、引き続き年内の利下げ開始を見込んでいることが明らかになり長期金利低下に伴いドルの上昇も限定的となった。



ユーロ・ドルは1.0837ドルから1.0812ドルまで下落し、引けた。欧州中央銀行(ECB)の一部委員は3月の利下げに否定的だが、ハト派のセンテノ・ポルトガル中銀総裁が3月の利下げを巡り、可能性が少なくても、ECBは選択肢にすべきと指摘するとユーロ売りが優勢となった。



ユーロ・円は、163円04銭から162円69銭まで下落。



ポンド・ドルは1.2700ドルから1.2665ドルまで下落した。



ドル・スイスは0.8781フランから0.8818フランまで上昇した。



【経済指標】

・特になし、