23日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円88銭まで上昇したのち、154円56銭まで反落し、引けた。



米利下げ先送り観測を受けたドル買い優勢となったのち、米4月製造業PMI、サービス業PMI速報値が予想外に悪化したため利下げ観測が強まり、長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後発表された米3月新築住宅販売件数が予想以上に増加したためドル売りが後退。



ユーロ・ドルは1.0660ドルから1.0711ドルまで上昇、引けた。



ユーロ・円は、165円07銭から165円74銭まで上昇。



ポンド・ドルは1.2380ドルから1.2459ドルまで上昇。英中銀のチーフエコノミスト、ピル氏が利下げに慎重な姿勢を見せたため、早期利下げ観測が後退しポンド買いが優勢となった。



ドル・スイスは0.9125フランへ強含んだのち0.9087フランまで反落した。



23日のNY原油先物は反発。中東地政学的リスクを受け供給不安を受けた買いが再燃した。



[経済指標]

・米・4月フィラデルフィア連銀非製造業活動:−12.4(3月−18.3)

・米・3月新築住宅販売件数:69.3万戸(予想:66.8万戸、2月:63.7万戸←66.2万戸)

・米・4月リッチモンド連銀製造業指数:―7(予想:-8、3月:-11)

・米・4月製造業PMI速報値:49.9(予想:52.0、3月:51.9)

・米・4月サービス業PMI速報値:50.9(予想:52.0、3月:51.7)

・米・4月総合PMI速報値:50.9(予想:52.0、3月:52.1)