NY外為市場でドルは堅調に推移した。連邦準備制度理事会(FRB)高官が引き続き利下げに慎重な見解を示した。米国債相場は反発。10年債利回りは4.43%から4.4%まで低下した。ウォラーFRB理事は「4月CPIはインフレが2%に向けた進展が再開した可能性を示唆」としたが、「利下げには、あと数カ月良好なインフレデータが必要」と慎重。ただ、「追加利上げはおそらく不要だろう」と見ている。ボスティック米アトランタ連銀総裁は「第4四半期前の利下げは予想していない」、と言及。



ドル・円は156円43銭から156円15銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0870ドルから1.0843ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.2722ドルから1.2687ドルまで下落した。



【経済指標】

・米・5月フィラデルフィア連銀非製造業活動:−0.6(4月―12.4)