シンバイオ製薬<4582>は9日、ブリンシドフォビル注射剤(BCV)について、米国の国立衛生研究所(NIH)に所属する国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)との間で、エプスタイン・バー・ウイルス(EBV)に対するBCVの抗ウイルス作用を評価するための共同研究試料提供契約を締結したことを発表した。



同契約に基づき、同社はNINDSにBCVを提供し、NINDSはエプスタイン・バー・ウイルス(EBV)感染が原因となる疾患に対するBCVの潜在的な効果を評価する非臨床試験を実施していく。



同社はChimerix(キメリックス社)との間で、BCVに関してのグローバルライセンスの権利取得を目的としてライセンス契約を締結し、同契約の締結により、キメリックス社は天然痘やサル痘を含むオルソポックスウイルスの疾患を除いたすべての疾患を対象として、BCVの開発・販売・製造を含めた独占的権利を、世界全域を対象として、同社に対して供与した。グローバル事業の展開については対象疾患の地域特性を生かしたパートナーシップも視野に入れて検討中であり、日本だけでなく臓器移植の市場規模が大きい欧米市場及び中国市場を含めたアジア地域を睨み、同剤を必要とする患者に一日も早く提供できるよう、事業価値の最大化を図っている。