ベネフィット・ワン<2412>は11日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比10.5%増の423.76億円、営業利益は同17.9%減の104.84億円、経常利益は同17.6%減の105.65億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同14.5%減の76.55億円となった。



HRDX支援を軸とした会員基盤拡大については、当連結会計年度で新たに294万人(累計で660万人)の会員データを「ベネワン・プラットフォーム」に移行した。旧JTBベネフィット会員についても計画どおり同プラットフォームへの移行が完了した。



決済事業への挑戦については、当面は魅力的なコンテンツ拡充を優先課題とし、生活インフラ分野や定額課金メニューを中心に当連結会計年度において新たに161メニュー(累計で348メニュー)を「給トク払い」の対象とした。さらに、給与デジタル払い対応を視野に2023年3月には「au PAY ギフトカード」を開始した。また2023年度からの動画配信サービス「Netflix」との提携が決まり、「給トク払い」の利用拡大につながる有力コンテンツのメニュー化に継続して取り組んでいる。



2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.3%増の454.50億円、営業利益が同3.3%増の108.30億円、経常利益が同3.8%増の109.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.6%減の73.00億円を見込んでいる。