ミアヘルサホールディングス<7129>は14日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比2.1%増の227.22億円、営業利益が同106.8%増の3.95億円、経常利益が同121.0%増の3.74億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同97.4%減の0.05億円となった。



医薬事業の売上高は前期比3.6%増の93.06億円、セグメント利益は同2.7%増の5.45億円となった。処方箋枚数は、既存店舗の処方箋枚数が回復したことに加え、前連結会計年度に出店した新規出店効果も併せて前年同期比103.6%となった。当連結会計年度末における調剤薬局店舗数は、42店舗(前連結会計年度末と変わらず)となった。



介護事業の売上高は同3.5%減の33.24億円、セグメント損失は1.31億円(前年同期は1.47億円の損失)となった。当連結会計年度において、5事業所(訪問介護事業所2事業所、居宅介護支援事業所1事業所、訪問看護事業所1事業所、サービス付き高齢者向け住宅1事業所)の開設を実施した。また、不採算事業所5事業所(通所介護事業所4事業所、定期巡回事業所1事業所)の閉鎖を実施した。当連結会計年度末における介護事業所数・施設数は、65事業所(前連結会計年度末と変わらず)となった。



保育事業の売上高は前期比3.2%増の91.62億円、セグメント利益は同27.2%増の6.83億円となった。当連結会計年度において、認可保育園3園及び、学童クラブ1ヵ所を開設した。一方、グループ会社のライフサポートにおいて、2024年3月末で認証保育園1園を閉鎖したほか、学童クラブ等2ヵ所の業務受託が終了した。当連結会計年度末における運営事業所数は、77事業所(前連結会計年度末比+1事業所)となった。



その他(食品事業)の売上高は同1.6%減の9.29億円、セグメント利益は同42.5%減の0.27億円となった。学校給食部門の業績については、インフルエンザ等の流行による学級閉鎖が増加したことに加え、物価上昇の影響があり低調に推移した。同社グループがフランチャイジーとして店舗展開している銀のさら(3店舗)の業績は、 宅配食ニーズの落込みに加え、物価高騰を反映した価格改定の影響により顧客数が減少したことで減収・減益で推移した。



2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.8%増の229.00億円、営業利益が同24.0%増の4.90億円、経常利益が同28.3%増の4.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.90億円を見込んでいる。