23日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で3日ぶり反落、ハイテク関連などは逆行高

23日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.76ポイント(0.43%)安の2941.62ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、13.36ポイント(0.43%)安の3081.80ポイントで取引を終えている。



インフレ圧力の高まりを警戒。中国国際金融(CICC)は22日付の最新リポートで、豚肉価格の高騰が続けば、中国の消費者物価指数(CPI)上昇率が2019年末、または2020年初にも4%台に乗せる可能性があるとの見通しを示した。CPIの上昇が続いた場合、金融当局は積極的な緩和策を打ち出しにくくなる。



中国では消費者物価の上昇が持続中。国家統計局は15日、今年9月のCPIが前年同月比で3.0%上昇したと発表した。伸び率は前月実績(2.8%)と市場予想(2.9%)を上回っている。一方、生産者物価指数(PPI)は1.2%下落。下落率は前月実績(マイナス0.8%)から拡大し、市場予想(マイナス1.2%)と一致した。



主要企業の四半期決算報告がシーズン入りするなか、業績動向を見極めたいとするスタンスも買い手控え要因として意識された。



業種別では、消費関連の下げが目立つ。化粧品メーカーの上海家化聯合(600315/SH)が3.1%安、スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が2.5%安、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.0%安で引けた。このほか医薬品株、不動産株、海運株、自動車株、保険・証券株の一角なども売られている。



半面、ハイテク株はしっかり。インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が6.0%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が1.9%高と値を上げた。発電株や銀行株、農業関連株の一角も物色されている。



一方、外貨建てB株は値下がり。上海B株指数が1.31ポイント(0.49%)安の264.32ポイント、深センB株指数が5.86ポイント(0.64%)安の912.49ポイントで終了した。



【亜州IR】


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