4日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比29.23ポイント(0.85%)高の3477.22ポイントと反発した(上海A株指数は0.85%高の3644.44ポイント)。





主要企業の決算報告本格化を前に、好業績セクターに先回り買いが入る流れ。中国有色金属工業協会は3日、非鉄金属業界の利益総額が上半期の過去最高を更新したと報告した。ハイテクや新エネルギー産業などに関しても、当局の産業支援方針を背景とした好業績が見込まれている。指標上振れも好材料。取引時間中に公表された民間集計の財新中国非製造業PMIは54.9に達し、前月実績(50.3)から4.6ポイント上昇し、市場予想(50.5)も大幅に上回った。新型コロナウイルス変異種(デルタ株)感染拡大などを嫌気した売りが先行したものの、指数は程なくプラスに転じている。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、レアアースや非鉄、鉄鋼など素材関連の上げが目立つ。中国北方稀土(600111/SH)が8.5%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が5.0%高、中国アルミ(601600/SH)が2.2%高、新余鋼鉄(600782/SH)がストップ高、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が6.7%高で引けた。





ハイテク株も急伸。太陽光発電用ガラスの福莱特(601865/SH)とLED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)がそろってストップ高、太陽光発電素材メーカーの隆基緑能科技(601012/SH)が8.0%高、半導体装置メーカーの吉林華微電子(600360/SH)が7.9%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が5.2%高で取引を終えた。福莱特は上場来高値を更新している。





自動車株もしっかり。長城汽車(601633/SH)が3.7%高、広州汽車集団(601238/SH)が3.1%高、東風汽車(DFAC:600006/SH)が2.5%高と値を上げた。深セン市場では、比亜迪(BYD:1211/HK、002594/SZ)のA株がストップ高で最高値を更新。終値は308.09人民元で初めて300人民元の大台に乗せた。そのほかエネルギー株、防衛関連株なども買われている。





半面、金融株は安い。興業銀行(601166/SH)が1.4%、招商銀行(600036/SH)が1.2%、中国人寿保険(601628/SH)が1.3%、中国平安保険(601318/SH)が1.2%ずつ下落した。医薬品株、食品飲料株、空運株も売られている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.59ポイント(1.00%)高の260.03ポイント、深センB株指数が13.19ポイント(1.09%)高の1220.94ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)