28日の香港市場は、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比291.61ポイント(1.20%)高の24500.39ポイントと続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が136.48ポイント(1.59%)高の8720.30ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は1474億7470万香港ドルとなっている(27日は1489億香港ドル)。





中国不動産業界を巡る過度な懸念が後退する流れ。中国人民銀行(中央銀行)は27日、中国恒大集団(3333/HK)の債務危機を念頭に、不動産市場の健全な発展を守る意向を表明した。また人民銀はこのところ、リバースリポを通じた資金供給を連日で厚めに実施。今週スタートする国慶節(10月1日)からの大型連休を前に、流動性が確保されると楽観されている。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、管理サービスやデベロッパーの本土不動産が急伸。碧桂園服務HD(6098/HK)が7.2%高、龍湖集団HD(960/HK)が7.0%高、中国海外発展(688/HK)と碧桂園HD(2007/HK)がそろって5.9%高、華潤置地(1109/HK)が4.4%高で引けた。また、上述した中国恒大集団は4.7%高と続伸している。





セクター別では、中国の発電が高い。中国電力国際発展(2380/HK)が6.8%、華能国際電力(902/HK)と華潤電力HD(836/HK)がそろって6.7%ずつ上昇した。中国の南方や東北で、電力需給がひっ迫し、一部エリアでは電力の供給制限が実施されている。発電産業テコ入れの思惑が広がった。





風力や太陽光など再生可能エネルギー発電の関連銘柄群もしっかり。新疆金風科技(2208/HK)が6.8%高、龍源電力集団(916/HK)が5.2%高、中国高速伝動設備集団(658/HK)が3.1%高、中国水発興業能源集団(旧社名・中国興業太陽能技術HD:750/HK)が17.9%高、信義能源HD(シンイー・エナジー・ホールディングス:3868/HK)が3.4%高、福莱特玻璃集団(フラット・グラス・グループ:6865/HK)が3.1%高と値を上げた。





石炭や天然ガスの銘柄群も物色される。エン州煤業(1171/HK)が15.5%高、中国中煤能源(1898/HK)が8.0%高、中国神華能源(1088/HK)が7.5%高、港華燃気(タウンガス・チャイナ:1083/HK)が7.8%高、昆侖能源(クンルン・エナジー:135/HK)が5.5%高、新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が3.3%高で取引を終えた。





一方、本土市場は3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.54%高の3602.22ポイントで取引を終了した。不動産株高い。発電株、金融株、石炭・石油株、銀行株、証券株、インフラ関連株なども買われた。半面、酒造や自動車など消費関連株の一角は安い。医薬品株、ハイテク株、海運株も売られた。



亜州リサーチ(株)