28日の香港市場は、主要60銘柄で構成されるハンセン指数が前日比73.01ポイント(0.28%)安の25555.73ポイントと3日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が41.10ポイント(0.45%)安の9052.70ポイントと4日続落した。売買代金は1293億1070万香港ドルとなっている(27日は1206億8780万香港ドル)。





商品市況安が相場を冷やす流れ。昨夜のNY商品先物取引所では、WTI原油先物が2.4%安と急反落し、ロンドン金属取引所(LME)でも主要な非鉄の先物が大幅下落した。中国でも石炭の先物価格が下落基調を強めている。鄭州商品取引所の相場は、先週19日に付けた過去最高値(1982.00人民元)から、28日は1033.88人民元(約1万8400円)まで下落。1週間余りで48%も急落している。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、中国スポーツ用品大手の李寧(リーニン:2331/HK)が8.2%安、石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が3.6%安、火鍋チェーン大手の海底撈国際HD(ハイディラオ・インターナショナル・ホールディング:6862/HK)が3.4%安と下げが目立った。李寧に関しては、増資計画が嫌気されている。このほか、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が2.4%安。1〜9月期決算の21%減益が売り材料視された。





セクター別では、エネルギーや非鉄の資源・素材関連が安い。上記したペトロチャイナのほか、中国中煤能源(1898/HK)が5.1%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が7.7%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が5.6%ずつ下落した。洛陽モリブデンが昨日引け後に報告した1〜9月期決算は、純利益が前年同期比で倍増したものの、これを好感する買いは限定されている。





自動車セクターもさえない。中国重汽(3808/HK)が4.0%安、北京汽車(1958/HK)が2.1%安、長城汽車(2333/HK)が1.6%安で取引を終えた。





半面、中国発電セクターはしっかり。華能国際電力(902/HK)が2.8%高、華潤電力HD(836/HK)が2.6%高、中国電力国際発展(2380/HK)が2.1%高と値を上げた。





そのほか、ビール大手の百威亜太HD(バドワイザーAPAC:1876/HK)が8.6%高と急伸。1〜9月期の70%増益が好感された。





一方、本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.23%安の3518.42ポイントで取引を終了した。資源・素材株が安い。不動産株、インフラ関連株、自動車株、海運株、医薬品株、ハイテク株、金融株なども売られた。半面、消費関連株の一角は買われている。



亜州リサーチ(株)