1日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比139.21ポイント(0.75%)高の18736.44ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が10.46ポイント(0.16%)高の6384.90ポイントとそろって3日続伸した。ハンセン指数は約2カ月ぶりの高値水準を切り上げている。売買代金は1985億6330万香港ドルと高水準が続いた(11月30日は2220億8860万香港ドル)。





内外の好材料で投資家心理が上向く流れ。中国のリオープン(経済再開)期待が続いたほか、米利上げペース鈍化の見通しが好感された。昨夜のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演では、「早ければ12月会合で利上げ幅を縮小する」との見解が示されている。中国の新型コロナウイルス防疫措置に関しては、政府のコロナ政策を担当する孫春蘭・副首相が11月30日、関連部局や専門家らと会合を開き、流行しているオミクロン型は毒性も低く、ワクチン接種も進んでいるとして、「中国のコロナ政策は新たな段階に入った」と述べた。発表の中で「動態清零」(ゼロコロナ)という言葉が使用されなかっただけに、防疫措置の修正(緩和)が更に進むとの見方も浮上している。(亜州リサーチ編集部)





「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は1.1%高と他の指数をアウトパフォームした。組み入れウエート上位の銘柄では、阿里巴巴集団HD(Alibaba:9988/HK)が3.6%高、騰訊HD(Tencent:700/HK)が2.5%高と値を上げている。





マカオのカジノ銘柄も高い。美高梅中国HD(2282/HK)が10.7%、永利澳門(1128/HK)が9.4%、新濠国際発展(200/HK)が4.5%、澳門博彩HD(880/HK)が2.7%ずつ上昇した。





スポーツ用品や家電、小売など中国消費セクターもしっかり。中国動向(3818/HK)が3.1%高、安踏体育用品(2020/HK)が1.8%高、海信家電集団(921/HK)が1.7%高、創維集団(751/HK)が1.4%高、北京京客隆商業集団(814/HK)が8.5%高、高キン零售(6808/HK)が6.4%高、中国旅遊集団中免(1880/HK)が2.4%高で取引を終えた。





自動車セクターも物色される。小鵬汽車(9868/HK)が12.8%高、蔚来集団(9866/HK)が8.6%高、東風汽車集団(489/HK)が3.2%高、理想汽車(2015/HK)が2.2%高で引けた。





半面、発電や重電の電力セクターは安い。中国電力国際発展(2380/HK)が3.7%、華電国際電力(1071/HK)が3.3%、華能国際電力(902/HK)が3.1%、ハルビン電気(1133/HK)が5.5%、東方電気(1072/HK)が3.6%ずつ下落した。





一方、本土市場も3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.45%高の3165.47ポイントで取引を終了した。消費関連株が高い。ITハイテク株、証券株、素材株なども買われた。半面、不動産株は安い。エネルギー株、公益株、空運株、銀行・保険株も売られた。



亜州リサーチ(株)