【ブラジル】ボベスパ指数 122898.80 +1.23%

6日のブラジル株式市場は7日ぶりに反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1.23%(1491.47ポイント)高の122898.80で引けた。日中の取引レンジは121377.07-123245.79となった。



買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで狭いレンジでもみ合った。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、原油価格の上昇や欧州市場の上昇などもサポート材料。ほかに、5月の輸出が予想以上に伸びたことが好感された。一方、米雇用統計が7日に発表される予定となり、買い一巡後は上げ渋る展開となった。



【ロシア】MOEX指数 3192.38 -0.78%

6日のロシア株式市場は小反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.78%(25.25ポイント)安の3192.38ポイントで引けた。日中の取引レンジは3178.21-3215.99となった。



売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。弱い経済指標が指数の足かせとなった。4月の小売売上高や貨物出荷量はそろって前月から悪化した。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が指数をサポートした。また、欧州市場の上昇も支援材料となった。



【インド】SENSEX指数 75074.51 +0.93%

6日のインドSENSEX指数は続伸。前日比692.27ポイント高(+0.93%)の75074.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同201.05ポイント高(+0.89%)の22821.40で取引を終えた。



買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。格付け会社フィッチ・レーティングスがインド経済見通しに「ポジティブ」な見方を示したことが好感された。フィッチは最新リポートで、政府の投資拡大を指摘。また、企業や銀行のバランスシートが改善されていることも評価し、インド経済見通しに「ポジティブ」な見方を改めて強調した。また、景気対策への期待なども引き続き支援材料となった。



【中国本土】上海総合指数 3048.79 -0.54%

6日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比16.61ポイント安(-0.54%)の3048.79ポイントと続落した。4月24日以来の安値を切り下げている。



中国不動産業を巡る不透明感が重しとなる流れ。格付け会社のフィッチ・レーティングスは5日、2024年の新築住宅販売額について、中国全体で前年比15-20%減の8兆3000億-8兆8000億人民元(約178兆-189兆円)に縮小するとの見通しを示した。従来予想(5-10%減)から下方修正している。それより先、シティグループが最新リポートで、中国の不動産市場がソフトランディング(軟着陸)に向かっているとの見解を示していただけに、水を差された格好だ。また、大手各社の月次統計では、足元で物件販売の落ち込みが続いている。そのほか、米中対立の警戒感がくすぶっていることや、本土マネーの流出懸念などもマイナス材料だ。