福島県猪苗代町のはじまりの美術館開館10周年企画展「き・てん・き・てん」は27日、始まった。10年を振り返りながら「起点」「転機」などをテーマにした作品を展示している。

 青木尊さん(郡山市)、佐藤香さん(同)、関口光太郎さん(東京都)、田湯加那子さん(北海道)、三井啓吾さん(滋賀県)の5人と今春の東京芸大入学生の作品をそろえた。

 青木さんはクレヨンや色鉛筆などで人物や自然などを表現。開館時の展示会にも出品した佐藤さんは、当時のエピソードから着想した作品や土や墨で描いた壁画を紹介している。

 春と夏の2会期に分け、春は7月15日まで。入場料は500円で、65歳以上は250円、高校生以下は無料。火曜日休館。