JAふくしま未来は今年度、持続可能な地域づくりを後押しする「ふるさと共創事業」を展開している。管内12市町村と包括連携協定を結び、農業振興や就農者確保、復興加速化などを目指す。20日、第1弾として福島県川俣町と協定を結んだ。7月ごろまでに管内の全市町村と協定を締結する予定。

 人口減少などの課題解決や国連の持続可能な開発目標(SDGs)実現に向け、市町村との連携を一層強化する狙いがある。川俣町とは農業振興や食農・食育、健康増進、持続可能な農業と地域共生社会の実現、復興・風評払拭など8項目で連携を進める。詳細な取り組みは今後、詰めていく。

 締結式は町役場で行われ藤原一二町長、数又清市組合長が臨み協定書を交わした。藤原町長は「地域共生社会の創生に取り組んでいく」とあいさつした。数又組合長は「今以上に地域の発展につながる」と期待を述べた。

(県北版)