日本バドミントン協会は21日、パリ五輪の日本代表内定選手12人を発表した。県勢は女子シングルスで大堀彩(27)=トナミ運輸、会津若松市出身=、男子ダブルスで保木卓朗(28)、小林優吾(28)組=トナミ運輸=、混合ダブルスで渡辺勇大(26)、東野有紗(27)組=BIPROGY=が選ばれた。

 5人はいずれも富岡一中、富岡高出身で大堀と保木、小林組は初の五輪代表。渡辺、東野組は同種目で銅メダルを獲得した2021(令和3)年の東京五輪から2大会連続の代表となる。前回東京大会の富岡高勢は渡辺、東野組と、男子シングルスの桃田賢斗(29)の合わせて3人だった。今回は2人多い。

 パリ五輪バドミントンには各種目に一つの国・地域から最大2人、2組が出場できる。昨年5月から1年間の国際大会の成績をポイント化したランキングで、同じ国・地域からシングルスは16位以内に2人、ダブルスは8位以内に2組入れば2枠を得られた。

 大堀は昨秋の杭州アジア大会で銅メダルに輝くなど選考期間の後半に実績を重ねた。日本勢最高の4位山口茜(26)=再春館製薬所=に次ぐ2番手、11位となり、五輪切符をつかんだ。

 保木、小林組は3月の全英オープンで4強に入るなど、主要大会で好成績を収め、日本勢トップの6位で出場権を得た。

 渡辺、東野組は昨夏の世界選手権4強、3月の全英オープン準優勝など高い競技力を保ち、中国勢に続く3位で連続出場を決めた。

 パリ五輪は7月26日に開幕。バドミントンは27日から8月5日まで行われる。