福島県田村市船引町のシンボル、片曽根山(718メートル)の山開きは19日、行われた。好天に恵まれ、大勢の登山客が、すがすがしい新緑を満喫した。

 円すいの美しい山容から「田村富士」の愛称で親しまれる。登山者は、麓の駐車場から延びる登山道を思い思いのペースで歩いた。小学生や家族らの姿もみられ、参加者は心地よい風を受け山頂を目指していた。

 山頂の片曽根神社で安全祈願祭が行われた。船引町観光協会の箱崎哲司会長があいさつし白石高司市長、大橋幹一市議会議長らが祝辞を述べた。

 山開きを祝い、市内の鬼五郎幡五郎太鼓が演奏を披露した。雄大な景色に向かって勇ましい音色を響かせ、盛り上げた。

(県南版)