郡山消防署は3日にわたり、福島県郡山市の郡山カルチャーパーク飛び込みプールで潜水訓練を行った。台風や大雨、夏場のレジャーによる水難事故に備え、基本動作などを確かめた。

 3日間で水難救助隊員延べ約20人が参加した。潜水資器材の取り扱いや入水動作を確認した。一人の隊員のボンベの空気が切れた場合などに、もう一人の隊員のレギュレーターで交互に呼吸する「バディブリージング」にも取り組んだ。

 

■ヘリコプターで救出訓練 阿武隈川で転落を想定

 郡山市富久山町の阿武隈川では水難事故対応訓練も繰り広げた。

 同署の水難救助隊や救急隊、県消防防災航空隊などから計約40人が参加した。豪雨で増水した阿武隈川に成人男性が転落した―との想定で、ドローンでの検索活動をはじめ、ロープや防災ヘリコプターによる救出訓練などを実施した。

(郡山版)