小さな「七日町」作品で 会津若松の元技術者、独学でジオラマ作り
みんゆうNET6/7(土)8:20

歴史的建造物のジオラマ作りに取り組む河野さん
会津若松市の河野(かわの)圭助さん(77)は6年前から、独学で習得した技術を駆使し、歴史的建造物のジオラマ作りに取り組んでいる。これまで市内の七日町通り周辺の建物を制作し、作品は約50点に上る。
長女の言葉、後押し
「会津若松の歴史的建造物は同じ形をした建物がなく、創作意欲をかき立てられた」。30日まで、制作した作品を市内のホテル「会津七日町INN」1階で初めて展示しており、「見てくれる人の反応が楽しみ」と笑顔を見せる。
制作のきっかけは、長女の加藤公美さん(47)の一言だった。「ジオラマに興味があるなら古い建物とか作ってみたら」。河野さんは大型電器店などに展示しているジオラマを見て興味を持っており、公美さんの言葉に背中を押された。
制作の第1段階は、インターネットの「グーグルマップ」でパノラマ画像を見ること。イメージを膨らませ、材料集めを始める。2週間から2カ月ほどの時間をかけて完成させる。
「ホームセンターに行くと、これは使えるのでないかと考えてしまう」。材料は木材をはじめ、銅板、段ボール、アクリル板、園芸用品など幅広い。購入してきた材料を独自に加工し、使用している。
集中力と器用さで
河野さんは元技術者。県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターで食品技術専門研究員・グループ科長や、会津大短期大学部で非常勤講師などを務めた。持ち前の集中力と手先の器用さで1日当たり2〜3時間ほど作業に取り組み、完成度の高いジオラマ作品を作り上げてきた。
現在は歴史的建造物のほか、スタジオジブリ作品などアニメの名場面を表現したジオラマも制作している。「今後は子どもたちが喜ぶアニメ作品も数多く作ってみたい」。河野さんの制作意欲が尽きることはない。
30日まで初の展示会
「会津七日町INN」での展示時間は午前8時〜同10時と、午後4時〜同8時。金、土曜日は正午〜午後2時半も鑑賞可能。入場無料。問い合わせは同ホテル(電話050・3645・1885)へ。




