県は19日、県内在住の5人が感染力の強い新型コロナウイルスの変異株に感染していたと発表した。内堀雅雄知事は定例記者会見で「関西や関東などで増加傾向にあり、本県としても強く警戒する必要がある」と述べ、感染対策の徹底を改めて呼び掛けた。県内在住者の変異株の感染確認は2月以来で、計10人となった。
 5人は3月下旬〜今月上旬に感染が確認され、1人はゲノム解析の結果、英国型と判明。ほかの4人は今後、解析結果が判明する。県は5人の居住地や容体を明らかにしていないものの、海外滞在歴や不特定多数の人との接触はなく、感染が拡大する恐れはないとしている。県は変異株であっても感染防止対策はこれまでと変わらないとして、感染対策の継続を求めた。
 県内では、県衛生研究所などで変異株検査が実施できるようになった1月下旬以降、県内陽性者全体の約2割に当たる355件を検査し、8件が変異株と確認された。残り2件は2月に国立感染症研究所の検査で変異株と判明した。県は今後もクラスター(感染者集団)の感染者から抽出するなど、必要に応じて検査を実施するとしている。