福島県西郷村の60代女性が3日、架空料金請求詐欺に遭ったと白河署に届け出た。女性は3月25、26の両日で計約100万円をだまし取られており、同署は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。
 同署によると、女性の携帯電話に通信会社を名乗るショートメールがあった。メールに記載されていた番号に電話をしたところ、企業や団体を名乗る男から「あなたの携帯電話がウイルスの発信源となっている。ウイルス対策の手続きを取るので、指定口座に振り込んでください」などと言われた。
 話を信じた女性は2日間にわたって、白河市の金融機関のATMから指定された口座に3回に分けて現金を振り込んだ。
 その後、新聞で同様の手口の詐欺事件を知り、不安に感じた女性が同署に相談し、発覚した。