いわき市は20日、今年の海水浴場の開設期間を7月20日〜8月18日の30日間と決めた。昨年と同様、久之浜・波立、四倉、薄磯、勿来の4海水浴場を午前9時〜午後4時に開設する。海開き式は7月20日に勿来海水浴場をメイン会場に、全ての海水浴場で行う。20日に同市で開いた市海水浴安全対策会議で決めた。
 開設時期が昨年と異なることから、看板などを使って周知する方針。また、東京電力福島第1原発からの処理水放出と時期が重なることから、出席者からは処理水に含まれる放射性物質トリチウムの測定結果や、砂浜の空間放射線量の公表を求める意見があった。
 内田広之市長は「対応を検討していく」とした。薄磯海水浴場安全対策実行委員会の鈴木幸長さんは「安全に海水浴が楽しめるように実行委として力を尽くす」と述べた。市によると、昨年は7月15日〜8月15日の32日間開設し、入り込み客数は6万3947人だった。