県産日本酒の魅力をPRする「ふくしまの酒マイスター」を務める酒場詩人の吉田類さん(74)は、本県が全国新酒鑑評会の金賞受賞銘柄数で「日本一奪還」を逃したことに「福島の日本酒のレベルの高さは証明された。来年また頑張ってほしい」と激励した。
 酒どころの兵庫県に肉薄した結果に「福島は実力があるから18銘柄も金賞が取れた。兵庫の19銘柄にあと一つ届かなかったが、福島の蔵人はみんな頑張っていることを知っている」と本県の蔵人をねぎらった。
 人気番組「吉田類の酒場放浪記」(BS―TBS)が昨秋で20周年を迎えた。新型コロナウイルス禍でも番組は酒場の文化を紹介し続けた。「コロナ禍が終わり、全国の酒場は日常を取り戻している。日本酒業界を引っ張っているのが福島だ。これからも期待している」。県産酒を愛する左党が福島にエールを送る。