「悩みまくりですよ」小泉進次郎が語る“次期総理”へのビジョン

「悩みまくりですよ」小泉進次郎が語る“次期総理”へのビジョン

「総理大臣になるでしょ」大人気のワケ

北海道・旭川市。

勝率9割以上、“当選請負人”と呼ばれる小泉進次郞氏(38)は、この日も絶好調。

街宣車の上では演説が行われているものの、進次郞氏が現れるや否や、聴衆は何とかして握手をしようと詰めかけていた。

聴衆:

総理大臣になるでしょ。総理大臣になると思う。

いま、最も“総理に近い若手”と言われながらも、その素顔をほとんど明かさない、進次郎氏。

完全密着する中で見えてきたのは、父・純一郎氏への熱い思いや党内に渦巻いていた逆風、そして進次郎氏の意外な言葉だった。

小泉進次郞氏:

なぜ年金の改革も、もっと選べるようにするかと言えば…

全国遊説初日。接戦が伝えられる滋賀に、進次郎氏の第一声が響いた。

聞こえてきたのは、あえて火中の栗を拾わんとする年金問題について。その真意を尋ねると…

進次郞:

(争点は)年金2000万円問題で広がった年金不安を小さくできるところはどこか。

そう言い残し、険しい表情で向かったのは、次の遊説先。

そこで出迎えたのも、聴衆の“黄色い声”!

聴衆 :

夢みたい!キャー!かっこいい!

名物の“リップサービス”も欠かさない進次郎氏だが、年金問題を切り出すと雰囲気は一転。

演説会場はさながら、勉強会のようなムードとなった。

進次郞:

知らないことが不安の原因になるんです。皆さんの中で、60歳から70歳まで今の年金は選べることを知っていた人、手を挙げてみてください…三分の一くらいですね。

そんな進次郎氏の遊説の特徴のひとつが、分刻みのスケジュールの中でも「直接話を聞く」こと。

自ら紅花摘みに挑戦した、山形市の畑では…

農家:

生産者のみなさんは平均年齢86歳ですので。

進次郞:

本当に!?うわー、いい話聞いた。

その直後に行った演説では、さっそく…

進次郞:

紅花農家さんの平均年齢何歳だと思いますか?86歳ですよ!

また、福島では、仮設店舗から復活したラーメンの味をしっかりと確かめる姿も見られた。

原点を語る、父との貴重な写真

人々を惹きつける進次郎氏だが、ほとんど知られていないプライベートの顔。

今回、番組が見つけたのは、そんな進次郎氏の原点を語る、貴重な写真の数々だ。

1981年、小泉純一郎元総理の次男として誕生した進次郎氏。

当時はまだ、野球好きの少年にすぎなかった進次郎少年にもレンズを向けた写真家・山本晧一さんは 「小泉(純一郎)さんは旬の売り出し中でしたからね、1カ月に一晩くらいしか帰れなかったんじゃないですかね」と当時を振り返る。

そんな父を持つ少年の、切なる思いを捉えたという1枚の写真があるという。

家族での野球、キャッチャーをつとめる父の前でバットを構える進次郎少年だったが…

山本晧一氏:

お兄ちゃんの投げるボールをね、ものすごい形相で睨んでいるんですね、真剣なんです。子供心に、いつも家にいない親父にアピールするっていうこともあったんじゃないかな。

「カメラマンのおじちゃん、今日はありがとうございました」って丁寧に言ったんですよ。「久しぶりにお父さんと野球ができた」って、嬉しそうに言ったんですね。

父と息子の絆を結び続けてきた、野球。

1999年、夏の甲子園神奈川県予選では、副キャプテンとしてセカンドを守る、高校生の進次郎氏の姿があった。

多忙を極める父がスタンドで見守る中、放った見事なヒットは、勝利への起爆剤となった。

高校野球部のチームメイト・山際英滋さん:

言われたことをやるだけではなく自分の頭で考えて、それをチームメイトに発信する。そういった部分を見ていると、今の政治家と繋がる部分があるのかなと感じますね。

そして、2001年8月、20歳の進次郎氏が初めてマスコミの前に姿を現したのも、当時総理だった父と交わしたキャッチボール姿だった。

当時、大学生だった進次郎氏はラフなTシャツにダボダボのズボンという出で立ち。

今の進次郎氏からは想像しがたいスタイルだが…その後の経歴は、まさに華麗そのもの。

アメリカの名門、コロンビア大学で政治学修士号を取得すると、父・純一郎氏の秘書を経て、2009年に初当選。

以来10年、若手のリーダーとして改革の声をあげ続けてきたのだ。

活躍に党内から冷ややかな目も…

だが、その活躍に冷ややかな目を向ける者は党内にも少なくない。

2018年の暮れに行われた、自民党の若手議員たちによる飲み会の席で、日本の未来を熱く語った進次郎氏。

誰もが大きく相づちを打ち、その政策を讃えたが…

議員:

とはいえ、好き放題できるのは小泉家のバックボーンがあるからだよな。あれだけ人気があれば、選挙に絶対負けないから喧嘩も売れるよな。

進次郎氏が退席したとたん、“やっかみ”の声が次々と挙がったという。

さらに、党内では、こんな“異変”も。

2019年2月、安倍総理が統計不正問題の矢面に立つ予算委員会で、トップで質問するはずだった進次郎氏が、急遽3番手に変更されるという、異例の事態が起きたのだ。

これについて、自民党関係者は「進次郎氏は何を言い出すか分からないから、トップバッターは避けたいという考えが(政府与党に)あったのだろう」と分析している。

党内の人間関係に「悩みまくりですよ」

政権中枢からも警戒される存在となっていた進次郎氏だが、その背中を押す、期待の声も増すばかり。

果たして進次郎氏は総理大臣になれるのか。そして、なりたいのか?

北海道・上富良野町で遊説移動中の進次郎氏を直撃した。

三田友梨佳アナウンサー:

党内で人間関係に悩むことは?

進次郞:

悩む悩む、悩みまくりですよ。そりゃそうですよ。政治の世界ほど腹の中で何を思ってるんだか分からない世界はないですもん。

三田 :

進次郎さんは人気ですとか、恵まれた境遇とか、そういうことに苦悩はあったんですか?

進次郞:

恵まれた境遇に見えます?

三田 :

周りから見たら恵まれた境遇だと思いますし、だからこその苦悩などもあると思うんですが…

進次郞:

じゃあ一回やってみたらどうです?小泉進次郎の生き方。多くの人が普通にできることが、私にはできないことがいっぱいある。

三田 :

いつか総理大臣にという気持ちはおありなんでしょうか?

進次郞:

出番はないんじゃないですかね。

三田 :

出番はない?

進次郞:

私がやりたいことっていうのは、この日本を変えること。

今の日本の空気っていうのは、そこまで強烈に「今を変えたい」って思ってないでしょ?大きな希望もないかもしれないけど、大きな危機感もない。

三田:

進次郎さんが日本の未来のために改革をしないといけないとお思いならば、自分が総理になって改革を求めていくという発想にはならないんですか?

進次郎:

その“変える”ということが、国民の皆さんに「私が変えたい」じゃなくて「国民の皆さんが変えたい」っていう風に思ってもらえるかどうかが大切だと思うので…

「日本社会が変化を望まぬ限り、自分に出番はない」と語った進次郎氏。

一方で、新時代へのビジョンは次々と飛び出した。

進次郞:

人口減少を嘆くよりも、人口減少を強みに変える。そういうことがまずベースにあった政策をあらゆるところに入れていきたい。

国が「この生き方が基本のモデルですよ」と示すのではなくて、一人一人が自分の生き方、働き方に合わせて生きられる、選択できる社会を作っていきたい。

(「Live選挙サンデー」7月21日放送分より)

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