左のこめかみから鼻先まで、約18cmに及ぶ顔にできた大きな切り傷。傷跡が今もなお、痛々しく残ります。傷の深さは2cmにもなるといいます。

横浜市旭区で19日、交通トラブルによって刃物で顔を切りつけ、殺人未遂の現行犯で遠藤正雄容疑者(58)が逮捕されました。

あおり運転の末の犯行だった可能性があります。 

めざまし8は、犯行の瞬間と、犯行直後を撮影したあわせて2本の映像を入手しました。さらに、被害者男性も独自に取材。現場で何が起きていたのでしょうか?

ナイフで襲いかかる男・・・緊迫の現場

目撃者:
あおったとか、あおってないとか話してて。行ってみたらナイフを持っていた

被害者の男性:
ほんとに怖かったです。許せないです

事件が起きた瞬間を捉えた防犯カメラの映像には、坂を上る途中で、突然停止した黒いワゴン車とすぐ後ろにシルバーの車が停まっている様子が映っています。

黒のワゴン車から降りて、後ろの車に向かって歩き出したのが、被害者の男性と見られます。
後ろに止まったシルバーの車を運転していたとみられるのが、遠藤容疑者です。

その直後、画面には、白い服を着た遠藤容疑者とみられる男が現れ、黒いシャツの男性に襲いかかったように見えます。何度も男性に向かっていく遠藤容疑者とみられる男。

その後、黒いシャツの被害者の男性が、取り押さえようとしています。

映像には、現場を通りかかる車や近くの歩道を行き交う人たち姿も映し出されています。

目撃者によると、車から降りた時、遠藤容疑者の手にはすでに刃物が握られていました。

被害者の前に立ちはだかり、ナイフを振り回して顔に切りかかり、その後も興奮した状態で暴れていたという遠藤容疑者。被害者を助けに入った人がナイフを取り上げると、少し落ち着きを取り戻したといいます。

「あおった」「あおってない」車間距離めぐるトラブルか?

さらに、通報した男性が撮影した映像を見てみると、そこに映し出されていたのは、緊迫の場面でした。

通報者が撮影した映像:
事件です。あおり運転で、車から降りた人が殴り合ってて(自分は)見てる人です。あ、誰か止めに行った

このとき、画面に映っているのは、黒いシャツを着た被害者の男性。腕のあたりが、血で赤く染まっているのがわかります。

そして、止めに入ったとみられる男性の右手には銀色に光るナイフのような物が見えます。

さらに映像は、やりとりについてもとらえていました。

通報者が撮影した映像:
えー。警察呼んでー。じゃあ、謝れよ。あおり運転するな。俺が(前)走ってるの分かってんだろ

映像から見えてきたのは、刃物で切りつける事件へと発展した理由。車間距離をめぐる交通トラブルがあったとみられます。

目撃者:
言い争いが部屋の中に聞こえてきて、外見たら車止めて言い争っていたので…

目撃者:
「あおってきたじゃないか」とか「そっちがあおってんだろ」とか「謝れ」と言うことでしたね

目撃者:
あおったとか、あおってないとか話していて、行ってみたら(遠藤容疑者が)ナイフを持っていた。被害者の男性がかわそうとしたら顔を16針くらいの。スパッと切られたみたいな

被害者によれば、顔を切りつけられてできた傷は、深さ2cm、15針を縫うほどのものだったということです。命に別条はありませんでした。

調べに対し、遠藤容疑者は「ナイフで相手を傷つけたことは間違いないが殺害するつもりはなかった」と供述。

被害男性の車のドライブレコーダーには、遠藤容疑者の車が2度にわたり車間距離を詰める様子が映っていたといいます。

突然、遠藤容疑者にナイフで顔を切られた被害者の男性は、事件の恐怖をこう話します。

被害者の男性:
本当に怖かったです。許せないです。人の顔をナイフで傷つけるような行為は、何があっても許せないです。今後一切このようなことは、起こして欲しくありません

警察は、事件直前、遠藤容疑者によるあおり運転があったかなど調べを進めています。

(「めざまし8」9月21日放送より)