自転車に乗った女子高生を狙って、”あおり運転”をして、性的暴行に及ぼうとしたとされる男が、今月21日、神奈川県警捜査一課に再逮捕された。卑劣な動機のもと、手段を選ばぬ犯行は、これが初めてではなかった。

自転車に”あおり運転”  女子高生に襲いかかる

調べによると、会社員の野嵜彰太朗容疑者(27)は、今年4月下旬のある日、神奈川県茅ヶ崎市の路上で、自転車に乗った女子高生を狙って、性的暴行に及ぼうとしたとされる。被害者がケガをしたため、逮捕容疑は強制性交致傷となった(以下、茅ヶ崎事件とする)。

当時、女子高生は、1人で自転車に乗り、家路を急いでいた。時刻は午後10時20分ごろ。突然、走ってきた車が追い越したかと思うと、自転車の前で、急ブレーキをかけたという。まるで”あおり運転”のようだ。行く手をふさがれた女子高生は、当然、ペダルをこぐ足を止めたという。

すると、車から男が降りてきた。それが野嵜容疑者だった。野嵜容疑者は、女子高生に襲いかかると、性的暴行に及ぼうとしたという。しかし、その様子を目撃した通行人が「女の子が襲われている」と110番通報した。

女子高生の自転車をはねて・・・

野嵜容疑者は、通行人に気づかれたため、そのまま現場から車で逃走。女子高生は難を逃れたものの、頭を打つなどして、全治1週間のケガをした。取り調べに対して黙秘している野嵜容疑者だが、実は、今回の逮捕は2回目だった。

野嵜容疑者は、別の自転車の女子高生を”ひき殺そう”とした疑いで、すでに逮捕されていたのだ。1回目の逮捕容疑は、以下の通り。

野嵜容疑者は、今年5月中旬ごろ、神奈川県海老名市の路上で、自転車に乗っていた女子高生を、車で故意にはねて、殺害しようとしたとされる(以下、海老名事件とする)。発生時間は午後8時過ぎ。当時、この女子高生は、1人で帰宅途中だった。

野嵜容疑者は、車で後ろから近づくと、いきなり自転車にぶつけたそうだ。女子高生は、そのはずみで転倒。右足にケガをするなど重傷を負ったという。野嵜容疑者は、ケガをした被害者を助けることなく、現場から立ち去ったとのこと。

同じ車、被害者は女子高生、余罪は・・・

捜査一課は、防犯カメラの映像分析などから、犯行車両を割り出し、今月1日、野嵜容疑者を逮捕した。「海老名事件」の逮捕容疑は殺人未遂だった。調べに対して、野嵜容疑者は、車で自転車に”追突”したことは認めたものの、「殺意はありません」と容疑を否認しているという。

しかし、この「海老名事件」も、「茅ヶ崎事件」と同様に、わいせつ目的、もしくは、性的暴行目的だった可能性が高い。両事件とも、同じ車が使われている。犯行時間帯は夜間。いずれも被害者は女子高生。1人で自転車に乗って帰宅しているところを狙われている。

捜査一課は、他にも同じような被害に遭った人がいないか確認を急ぐなど、余罪を含めて捜査している。