訪米中の岸田首相は12日、ノースカロライナ州で、日本語を学ぶ学生らに対し、「日米友好関係がこれから100年、それ以上、長く続くことを祈っている」と述べた。

岸田首相は、ノースカロライナ州で日本語を学ぶ学生らを前にあいさつし、「日本には『ハナミズキ』という有名な曲がある。曲の中で、好きな人との関係が100年続きますようにという歌詞がある。ぜひ日米友好関係が、これから100年、それ以上、長く続くことを祈っている」と述べた。

あいさつに先立ち、学生に「ハナミズキ勲章」が授与されたことをふまえてのもので、岸田首相は「ハナミズキ勲章を受けられた皆さんに心からお祝い申し上げる。積み重ねが大事な外国語学習において、成果をあげた皆さんの努力に、心から敬意を表する」と祝意を述べた。

また、「ハナミズキは、ノースカロライナ州の州の花であると聞いた。花言葉の1つが『返礼』。由来は、1912年に東京からワシントンに3000本の桜を送った3年後、米国からハナミズキが日本に送られた」と話した。

そのうえで、10日にワシントンで、250本の桜を新たに贈ることを発表したことを学生らに紹介した。