林官房長官は17日午前の記者会見で、衆院東京15区の補欠選挙をめぐり、政治団体「つばさの党」の代表ら3人が選挙の自由妨害の疑いで逮捕されたことについて問われ、「捜査機関の活動内容に関わることであるため答えは差し控える」とした上で、「選挙運動を妨害することはあってはならない」と強調した。

林長官は「選挙は国民が主権者として政治に参加する最も重要かつ基本的な機会であり、選挙が公正に行われるためには選挙運動は自由に行われなければならない。したがって選挙運動を妨害することはあってはならず。候補者・選挙運動関係者においては、選挙のルールを遵守し、公正適切に選挙運動を展開していただく必要がある」と述べた。

また、選挙に関する妨害をより厳しく防ぐための公職選挙法改正の必要性については、「選挙運動に関する事柄であることから各党各会派において議論いただくべきものであると考えている」と述べるにとどめた。