アメリカ政府は、西部ネバダ州の核実験場で、核爆発を伴わない臨界前核実験を行ったと明らかにした。

エネルギー省傘下のNNSA(核安全保障局)によると14日、西部ネバダ州の核実験場の地下施設で、核爆発を伴わない臨界前核実験を行い成功したと発表した。

NNSAは、「核弾頭の安全性や信頼性、有効性を確認する情報を収集するために実験を行った」としている。

アメリカはCTBT(包括的核実験禁止条約)に批准していないが、NNSAは声明で、「今回の実験も含めCTBTに抵触するものではない」としている。

アメリカで臨界前核実験が行われるのは今回で34回目で、バイデン政権下では3回目。

NNSAは今後もデータ収集に向けて実験を続ける考え。