国会では今週から政治資金規正法の改正に向け、自民党や立憲民主党などの法案審議が行われ、与野党の議論が本格化する。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・菊池俊匠記者が中継でお伝えする。

規正法改正の自民党案が世論調査で不評だったことから、自民党内からは、国会での議論の行方に不安の声が上がっている。

岸田首相は19日、改正案について「今国会で成立させると約束している」と強調したが、ある若手議員は「意気込みはいいが、とにかく自民案の評判が悪い」と漏らしている。

一方、ある政府関係者は、「自民案であれだけ批判されているが、内閣支持率は上がっている」と指摘し、別の関係者も「これから雰囲気が変わっていく」と話していた。

こうした中、野党側は自民案を批判し徹底抗戦する構えで、20日午前、立憲民主党と国民民主党などが改正案を提出した。

自民党が維持するとしている「政策活動費」の禁止などを盛り込んだもので、自民案と共に今週半ばから特別委員会で審議される見通し。

これに先立ち、午後からは予算委員会の集中審議が開かれ、野党側は野田元首相らが岸田首相に対し、法改正をめぐる自民党の姿勢を追及する方針。