アメリカのトランプ前大統領の陣営は21日、秋の大統領選挙に向け暗号資産での献金の受け付けを開始したと発表した。「主要政党の大統領候補としては初めて」と強調している。

選挙用ウェブサイトには暗号資産のビットコインやイーサリアムなどを利用して献金ができる専用サイトも開設されている。

トランプ氏としては、多額の裁判費用が負担となり、大統領選挙を争うバイデン大統領に資金面で差を付けられている中で、献金の窓口を広げる狙いもあるとみられる。

また、声明では「トランプは規制を削減し、金融技術の革新を支持してきた」とも述べていて、暗号資産業界や規制緩和を求める有権者への支持を獲得する狙いもあるとみられる。