国会では、政治資金規正法の改正に向け、24日も与野党が提出した法案の審議が行われている。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・阿部桃子記者が最新情報をお伝えする。

委員会では24日も与野党の主張は平行線だが、自民党は、公明党や野党と水面下での交渉を通じ、来週中の採決に向け調整を行っている。

24日の審議では、パーティー券の購入者の公開基準を「10万円超」とする自民党と「5万円超」とする公明党、パーティー禁止を求める立憲民主党がそれぞれの主張を譲らなかった。

こうした中、自民党は、委員会での議論とは別に、水面下で公明党や野党と断続的に接触している。

公明党の幹部は、24日も公開基準については「譲れない」と話しているが、自民党の幹部は「別の項目で落としどころを探る」として、妥協案を模索している。

立憲民主党・泉代表「自民党はまだ危機感も本気度も足りない」

一方、立憲民主党は妥協に応じない強硬姿勢だが、自民党内では立憲内での温度差を指摘する声もあり、自民党はその隙をつき、日本維新の会との連携も探っている。

自民党内には「野党も強行採決の形にはしない。来週採決できるだろう」との見方があり、残り数日で調整を急ぐ方針。