イランのライシ大統領が死亡したヘリコプター墜落事故について、イラン軍は23日、機体に弾痕がなく、山に激突して炎上したとする初期の調査報告書を公表した。

報告書によると、ライシ大統領が乗ったヘリコプターは計画通りのルートを進んでいて、管制塔とのやり取りでも不審な点はなかったとしている。

機体は山に激突し炎上したとしているほか、残骸を調べたところ、銃弾の痕など攻撃された痕跡はなかったという。

一方で、報告書は初期の調査結果であり、実態解明にはさらに時間が必要だとしている。

ライシ大統領は23日、出身地のマシャドで埋葬された。