イスラエル軍は24日、ICJ(国際司法裁判所)がガザ南部ラファへの攻撃停止を命じる暫定措置を出したあともラファへの攻撃を続け、さらなる人道状況の悪化も懸念される。

ICJは24日、イスラエルに対し、ラファへの攻撃を即時停止するよう命じる暫定措置を出した。

ICJが軍事作戦自体の停止に踏み込んだのは初めて。

ただ、ICJには強制的に執行する手段はなく、ロイター通信などによると、イスラエル軍は措置の発令後も、ラファへの攻撃を続けたという。

暫定措置を受けて、アメリカのブリンケン国務長官は24日、戦時内閣に加わるイスラエルのガンツ前国防相と電話で会談し、ラファへの本格侵攻に反対するアメリカの立場をあらためて表明した。

会談に先立ちガンツ氏は「人質を奪還し、国民の安全を確保するために戦う義務がある」と強調している。