列島各地で、2024年一番の大雨になっている。

関東では、このあと大雨のピークを迎える予想だが、すでに台風並みの大荒れになっている場所もある。
警戒が高まっている。

28日午後3時過ぎ、暴風雨となった神奈川・箱根町の様子。

観光名所の「大涌谷」は、名物・黒たまごのオブジェが揺れるほどの風が吹き、大荒れとなっていた。

前に進めなくなるほどの強風が吹き荒れ、あわてて車へ。
しかし、風で車のドアを閉めることができない。

朝から暴風となり、視界が悪い中でも箱根観光をする人たちの姿が見られた大涌谷。

台湾からの観光客「ジャパンイズベリーグッド。ウェザーイズノットグッド」

大涌谷のすぐ下を走る道路では、倒木が道路をふさぎ、枝などが散乱していた。

強風の影響と、大雨で地盤が緩んだのだろうか。
根元から木がぽっきりと折れて、倒れてしまっている。

悪天候の影響により、大涌谷では一部の観光客が取り残された。

大涌谷の関係者「倒木の関係で来られないのか、遅れているのか、もう何なのかがちょっとわからなくて」

取り残された観光客は、スタッフの車に案内され、何とか大涌谷をあとにした。

台風1号が発達しながら列島に迫る中、前線をともなった低気圧の影響で、列島の広い範囲で強い雨が降った。

午後3時前のJR静岡駅前。
雨脚が急に強まり、駅前は混乱していた。

西日本でも、各地で激しい雨となった。

岡山・倉敷市では、家電量販店の駐車場が冠水。

一面が池のようになり、一部が使用できない状態に陥った。

兵庫・神戸市ではマンション内まで浸水し、床一面が、くるぶしあたりまで水浸しとなった。

浸水したマンションの住人「大事にしてきたドライヤーとか充電器とかも使えなくなってしまった」

関東の雨は、28日夜がピークとなる見込みで、交通機関への影響などに注意が必要。