29日の債券市場で、長期金利の代表的な指標である10年物の国債の利回りが、一時、1.070%をつけた。

2011年12月以来の高水準。

アメリカで金利が上昇した流れを受けたことに加えて、債券市場では引き続き、日銀が国債の買い入れ額を今後も減らしてく見方が強まっていて、国債を売る動きが広がったことで金利が上昇した。

長期金利は、22日に11年ぶりに1%を超えるなど上昇の動きを見せているが、市場関係者からは「今後は落ち着きどころを探る展開になるのでは」との見方も出ている。