国民食「カレーライス」にも食材高騰の波が押し寄せている。

東京・日本橋にある老舗カレー店「欧風カレー ガヴィアル」。
うまみを閉じ込めたルーをご飯にかけていただく欧風カレーの名店で、平日には1日200食が売れる人気の店だ。

客「おいしいです。ここに食べに来る理由として、ジャガイモとセットになってるという気持ちがある。なくなると寂しい」

常連客をとりこにするカレーの付け合わせ、ジャガイモ。

今、カレーに欠かせないジャガイモも価格高騰している。

欧風カレー ガヴィアル・仕入れ担当者「ことしは尋常じゃなく上がってまして、(ジャガイモの価格が)通常の2倍以上は上がってますね。例年として(10kgあたり)2000円前後が普通の相場。先週ぐらいまで4500円ぐらいでした」

5月中旬までは平均価格だったが、そこから一気に価格が1.5倍にはね上がった。

欧風カレー ガヴィアル・仕入れ担当者「天候不良とは聞いてますけど、ことしは異常ですね。こんなことは今までなかったので」

産地の異常気象が不作の原因だという。

さらに、カレーに絶対欠かせないコメも高騰していた。

欧風カレー ガヴィアル・仕入れ担当者「今のところそこまで値上げはないんですけど、この先がどうなるかわからなくて不安です」

28日、栃木・宇都宮市内のスーパーでカメラが捉えたのは、品切れとなるコメ。

撮影者「普段お米はすごい並んでいたんですけど、お米の棚が2列分ぐらい(なくて)在庫が足りていないみたいな感じになってた」

コメの主要産地の新潟県が、2023年に起きた猛暑の影響で品質の低下や不作により、コメが高騰している。

東京・墨田区にある精米店「亀太商店」の市野澤利明代表に話を聞くと、「60kg、1俵で金額が掲示されていくが、毎月毎月1000円くらいずつ上がってくる」

また、インバウンドによる消費量が急激に増えたことも、コメ高騰の原因の1つだと説明している。

国民食・カレーライスに欠かせない、ジャガイモとコメの価格高騰が相次いでいる。

欧風カレー ガヴィアル・仕入れ担当者「ジャガイモのファンの方も多くいらっしゃいますので、外すわけにはいかない味ですね。最近はスパイスも値上がりしまして、カレーを作る食材が全部上がっています。本当のこと言えば値上げしたいのはやまやまなんですけど、それはできないので厳しいです」

一方、精米店「亀太商店」の市野澤利明代表は、高騰するコメの今後の見通しについて、「もう少し辛抱すれば、ことしの違う(令和)6年産の新米も登場してくるので、われわれはそれを非常に今、待ち望んでいるという状況」と説明した。