日曜安全保障 北朝鮮の新兵器「ATACMSモドキ」の実力は?

日曜安全保障 北朝鮮の新兵器「ATACMSモドキ」の実力は?

日本を取り巻く安全保障問題を、わかりやすく深堀りしていく「日曜安全保障」。

「北朝鮮の新兵器『ATACMSモドキ』の実力は?」

竹内友佳キャスター「8月23日、韓国政府は、日本との軍事協定『GSOMIA』を破棄。その翌日にあたる24日、北朝鮮は、この1カ月で7回目となる短距離弾道ミサイルを発射しました」

能勢伸之解説委員「北朝鮮は、『GSOMIA』破棄が決まったあとの日米韓の連携を試したかのように見えますね」

竹内キャスター「その度重なる発射の中で、能勢さんは、特に気になるミサイルがあるんですよね」

能勢解説委員「8月10日と16日に発射された、北朝鮮が『新兵器』と発表しているミサイルなんですね。自走発射機の3つの窓もミサイルそのものも、アメリカ陸軍が、1980年代に開発した戦術ミサイル『ATACMS』に似ていますね」

竹内キャスター「つまり、北朝鮮は、アメリカの技術を入手したということなんですか」

能勢解説委員「北朝鮮の潜水艦から発射するミサイルと、共通のロケットモーターを使っているとの説もあって、アメリカのミサイル技術そのものとは断定できません。ただ、目指す能力が似ていたから、外形が似ていた可能性があります。アメリカの『ATACMS』には、敵の頭上で回転して、300個もの小爆弾をばらまくバージョンもあったのですが、直径が1.5倍以上とみられる北朝鮮の『ATACMSモドキ』は、小爆弾を400〜500個は詰め込めるかも」

竹内キャスター「そんなたくさんの爆弾が、空から降ってきたらたまりませんよね」

能勢解説委員「別の可能性としては、強化された建物や地下施設を、弾頭1個で破壊するバージョンの『ATACMS』もあるんですね。北朝鮮の『新兵器』が弾着した島の画像を見ると、大きな火柱が1つだけなので、弾頭は、1個だけとも推測できます。注目なのは、この『新兵器ミサイル』が、直径が大きいので、2017年に、北朝鮮が核爆発装置として発表したものがすっぽり入る可能性がある。2019年の日本の防衛白書原案に、北の核は『小型化・弾頭化の実現』という表現があったことから、核弾頭搭載の可能性が気に掛かるわけです」

竹内キャスター「ばらまき型にせよ、核にせよ、日本にとっては、気がかりな兵器になりそうですよね」

能勢解説委員「アメリカも、18日に、巡航ミサイルの発射実験を行ったと発表しています。これまでは、飛んできたミサイルの『迎撃』に力を入れてきたアメリカ。飛んできたらやり返す『反撃』に、戦略の軸足が移るかもしれませんね」

竹内キャスター「世界が揺れ動く中、日本はどう対応すべきか、考えなくてはいけなくなりそうですね」


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