韓国

韓国政府がワクチン供給をめぐって協定を破り、問題になっています。ワクチンが不足する国同士の対立を防ぐため、各国はワクチン供給の詳細なスケジュールを公開しないという情報保護協定を製造会社と結んでいます。ところが韓国政府は4月11日、その協定を破り、詳細なワクチン供給スケジュールを公開。製造会社が問題提起しました。

韓国ではワクチン接種が遅々として進まず政府への不満が高まっています。その批判を躱すために情報公開したのでは、との指摘も出ていますが、韓国政府はミスだと弁明しています。

韓国政府は日本政府との外交交渉の際にも、約束を破って日程を事前公開するなど自国の都合を優先することがあり、ワクチンについても悪い癖が出たのかもしれません。

(「世界イッキ見」タイに続く↓)

タイ

タイでは4月以降、感染者数が急増していて、市民からは政府の対応やワクチン接種の遅れに批判が強まっています。バンコクでは飲食店内での食事禁止など厳しい活動規制が再び敷かれていますが国内の感染者数は1日2000人前後と高止まりしています。

当初は感染抑え込みに成功していたタイ政府は、ワクチン調達で遅れを取り、接種も進んでいません。接種を終えた人の数は目標のわずか0.8%に留まり、国民の不満が募っています。

ワクチン接種を終えた人の数は目標のわずか0.8%に留まっている

こうした事態を受け、タイ政府は急遽、年内のワクチン調達を従来の計画から6割多い1億回分に増やす方針を打ち出しました。また、新たにファイザーやロシア製ワクチンも調達することに決め、政府批判を何とか押さえ込みたい考えです。

(「世界イッキ見」トルコに続く↓)

トルコ

トルコが入国の際のPCR検査を一部「免除する」と発表したことに、国内で猛反発が起きています。

夏までになんとしても外国人観光客を呼び戻したいトルコ政府は、日本やイギリスを含む16の国と地域からの渡航者に対するPCR検査を、5月15日から免除すると発表しました。

全面ロックダウンの真っただ中でも外国人観光客の外出は許されている

折しも全面ロックダウンの真っただ中。にも関わらず外国人観光客の外出は許されていることから、「観光客は海で泳がせて、国民は自宅に軟禁するのか」などと批判が殺到。

旅行業界幹部でさえ「PCR検査なしに観光を推奨する国などどこにもない」と苦言を呈し、検査免除の撤回を求めました。ワクチン接種率が2割に届かない中、国民の不満はピークに達しつつあります。

(「世界イッキ見」ワシントンに続く↓)

米国・ワシントン

ワクチン接種が進まず東京オリンピックの開催は「中止すべき」との声も上がる 中、57年前の東京オリンピック金メダリストが「選手の為に開催して欲しい」と訴えました。

1964年の東京オリンピック、陸上男子1万メートルで金メダルを獲得したアメリカ代表ビリー・ミルズさん(82)。ネィティブアメリカンとして受けた過酷な差別をスポーツで結果を出すことで克服してきました。

ビリーさん:「目標を見失ってはいけない」「日本選手は『魔法』を生み出し、『奇跡』を起こすことを追求して欲しい。私の心は皆さんと共にあります」「オリンピックは誰かの利益の為ではなく、一丸となって安全性を確保できるかの観点から開催を決断すべきだ」

ミルズさんはオリンピックの商業的な動きにくぎを刺す一方、日本の選手団には「奇跡を起こして」とエールを送っています。

(「世界イッキ見」ロサンゼルスに続く↓)

米国・ロサンゼルス

ワクチンの接種が進む中、地元の保健当局は、「順調にいけば7月中には集団免疫を獲得できる」との見通しを示しました。カリフォルニア州では、これまでに16歳以上のおよそ65%が少なくとも1回の接種を終えていて、5月13日からは、12歳から15歳の子どもたちへの接種も始まりました。

当初は予約を取るのが難しかったワクチンですが、今は予約なしで打てる会場も増えています。そしてメジャーリーグの球場など、1日数千人規模で接種できる大規模な会場は役目を終えたとして閉鎖が始まっています。

日常へ復帰する動きが加速しているロス

6月15日には経済の全面的な再開が予定され、マスク着用義務も大幅に緩和される見込みで、日常へ復帰する動きが劇的に加速しています。

(「世界イッキ見」ニューヨークに続く↓)

米国・ニューヨーク

1年前は閑散としていたグランドセントラル駅ですが、やっと利用客が戻ってきました。その人たちをターゲットにしたワクチンの接種会場ができています。会場で受けられるのはジョンソン・エンド・ジョンソンの1回で済むワクチン。ニューヨーク州では人口のおよそ半数が1回目の接種を終えましたが、その後接種数が伸び悩んでいます。

やっと利用客が戻ってきたNYのグランドセントラル駅

そこで多くの人が行き交う州内のターミナル駅8カ所に接種会場を設置。ワクチンを受けた人には1週間乗り放題の地下鉄のチケットなどがプレゼントされます。観光客も接種可能で、南米コロンビアから来た人が、接種を受けていました。

男性:「私の国では受けるのがとても難しいため、ここに来ることを決めました。」
ニューヨークはワクチンの『接種率向上』と『観光客誘致』の一挙両得を狙って、復活に舵をきっています。

(「世界イッキ見」イギリスに続く↓)

イギリス

イギリス最大の音楽祭ブリット・アワードが4000人の観客を入れて行われます。会場周辺には久しぶりに人々の熱気が戻ってきました。大規模イベントの再開に向け、感染リスクを減らす政府の研究の一環として観客の入場が認められました。

観客は36時間以内の抗原検査による陰性証明を提示し、当日と5日後にPCR検査も受ける必要があります。しかし、マスク着用などの義務はなく、検査さえ除けば「新型コロナウイルス以前」と変わらない光景が見られました。

イギリス最大の音楽祭ブリット・アワード

観客:「とても興奮しています。イギリスは長いロックダウンを経験したけどノーマルに戻りつつある。とてもうれしいです」

政府は今回のデータなどをもとに、6月後半の大規模な制限緩和を目指します。人気アーチストの熱演を生で楽しめる日常も遠く無さそうです。

(「世界イッキ見」フランスに続く↓)

フランス

フランスでは余ったワクチンが廃棄されるのを防ぐため、予約枠に24時間以内に空きがある会場に限り、18歳以上であれば誰でもワクチン接種を受けられるようになりました。こちらのアプリで対象の会場を確認し、予約できます。

このアプリで対象の会場を確認し予約が可能

これまで余ったワクチンは会場の外で待っていた人たちに接種していましたが、これを使えば待たずに接種が受けられます。

基礎疾患なし・27歳男性:
「前日にアプリを開いて、24時間以内にあいている予約枠を調べたら、すぐこの会場で枠が見つかりました」

一方、実際には優先接種の対象ではないのに、基礎疾患があると偽って接種を受ける人がいて問題となっています。 政府は、接種時に診断書を求めることもありうると警告、「フランス国民の責任感に期待する」と対象になるまで待つよう呼びかけています。

(「世界イッキ見」ロシアに続く↓)

ロシア

対ドイツ戦勝記念パレードが行われています。1万2000人の兵士が「マスクなし」で行進しています。パレードのあった59日は、旧ソ連が第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利したことを祝う、ロシアにとって重要な祝日のひとつです。

1万2000人の兵士が「マスクなし」で行進した対ドイツ戦勝記念パレード

プーチン大統領:「偉大な勝利の日に幸あれ!万歳!」
兵士:「万歳!万歳!!」

ロシアでは今も毎日8000人規模で新規感染者が出ていますが、プーチン政権は兵士らの参加を強行。現役の兵士は全員ワクチン接種、高齢の元軍人には9日間で3回もPCR検査を受けさせた上で、実施しました。政権への反発や圧力が内外で強まる中、軍事力を誇示して、引き締めを図っています。

(「世界イッキ見」内モンゴル自治区へ続く↓)

中国・内モンゴル自治区

ここは北京から西へ800キロ、内モンゴル自治区のクブチ砂漠です。この広い砂漠が、北京や海を越えた日本にまで届く春の厄介者「黄砂」の発生源の一つとされています。中国では7番目に大きな砂漠ですが、1万8600平方キロメートルと広さは日本の四国とほぼ同じです。

「黄砂」の発生源の一つとされるクブチ砂漠

砂を手に取ってみると細かくてさらさらで、簡単に風に乗って、飛んでいってしまいます歩いていると靴だけでなく、靴下の中まで大量に砂が入ってしまうほどの細かさです。

中国政府は万里の長城になぞらえた「緑の長城」と銘打って大規模な植樹作戦を進めていますが、周辺の地域では大規模な砂嵐が度々発生し、地元の人々を苦しめています。黄砂の季節は5月下旬にはほぼ終わりますが、厄介者の「砂」との闘いには、まだ終わりが見えていません。

(「世界イッキ見」上海に続く↓)

中国・上海

美容品関連の見本市としては中国最大規模のイベントが開かれました。中国の化粧品市場に熱い視線が注がれています。美容意識の高まりを受けて中国の化粧品輸入額は毎年二ケタの伸び率を示し、2020年には2兆円近くになりました。

中国への化粧品輸出は2019年から日本がトップとなっていて、今回の見本市には日本からも様々なメーカーが参加。中小のメーカーが集まった「ジャパン・パビリオン」では、伝統の美濃和紙の製法を生かしたスキンケア用品もPRされていました。

中国最大規模の美容品関連見本市に登場した「ジャパン・パビリオン」

2016年に世界に向けた化粧品の輸出入の収支がプラスとなった日本。2020年にその貿易黒字が3700億円以上にまで拡大していて、化粧品分野は日本の伸びしろとして今後も注目されそうです。

【取材:FNN海外特派員取材班】