「アフターコロナ」の明るい未来に向かって動き出している人々が世界中にいます。

今回は徹底した水際対策と政治の発信力でイベントを再開した国、ニュージーランドを取り上げます。

ニュージーランド「5万人ライブ」なぜ可能?

無数の光が放たれる大きな会場。4月24日、ニュージーランドで開かれた人気アーティストのコンサートです。世界がコロナ禍に揺れる中、5万人もの客が会場を埋め尽くしました。

なぜこれほど人が密集するイベントが許されているのでしょうか?

2021年3月、ニュージーランドのアーダーン首相は、オークランドを新型コロナウイルス警戒レベル2から1に下げることを決定しました。

これにより、最大都市・オークランドは“ほぼ制限のない生活”に戻されたのです。必要なのは公共交通機関でのマスクの着用のみ。現地に住む人に話を聞くと…

――マスクをしなくなってからどのぐらい経つ?

ニュージーランド在住22年 クローディアー真理さん:
もうかなり長いですね。半年ぐらいになるのかな。

ショッピングセンターなどの大型施設でも、マスクをしている人やソーシャルディスタンスをしている人は見当たりません。さらに、4月19日から隣国オーストラリアとの往来も自由になっています。

ニュージーランドに日常が戻ってきた理由の1つが、政府の思い切った判断でした。日本が日常を取り戻すためのヒントを探ります。

徹底した水際対策と迅速なロックダウン

オークランドでは2020年8月、一家4人が感染。すると政府はこの時点で「クラスターが発生した」として、すぐさまロックダウンを決断。

2021年2月には、2人の感染が判明し再びロックダウンしたのです。すぐにロックダウンを実施したことにより、感染者数を限りなく少なくすることに成功しています。

海外からの入国者に対しては、「バウチャー制度」を開始。入国後滞在する隔離施設が確保済みとの証明書がないと航空券が買えなくなるというのです。さらに、14日間の隔離。隔離施設滞在(14日間)の費用は原則自己負担としています。

そんな厳しい水際対策を実施した結果、ニュージーランドは「日常」を実現しているのです。

それぞれの国の事情によってとれる対策は異なりますが、成功例を踏まえつつ、日本としても“コロナ後の日常”に向けた取り組みが求められています。

(「めざまし8」5月14日放送より)