ロシアの元スパイ、リトビネンコ氏が2006年に殺害された事件で、ヨーロッパ人権裁判所は「ロシアに責任がある」との判断を示した。

この事件は2006年、ロシアの元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質を盛られて殺害されたもので、イギリスの捜査当局がロシア政府に対して、KGB時代の同僚ルゴボイ氏らの身柄の引き渡しを求めていた。

ヨーロッパ人権裁判所は21日、「リトビネンコ氏を殺害したルゴボイ氏らがロシア当局の指示と管理のもとで行動したという有力な証拠がある」とした上で、「ロシアはリトビネンコ氏殺害の責任がある」との判断を示した。

この判断についてロシアのペスコフ大統領報道官は21日「ヨーロッパ人権裁判所がこの問題に関する情報を入手する権限や能力を持っている可能性は低い。このような結果を出すには、少なくとも根拠がない」と批判した。