MFリキ・プッチ、0-0の後半26分に投入されて5分後にゴールの起点に

 バルセロナは現地時間19日にリーガ・エスパニョーラ第20節グラナダ戦に臨み、エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの決勝点で1-0と勝利。キケ・セティエン新監督の船出を勝ち点3で飾った。この試合で注目されたのは下部組織出身で、バルサの伝統とも言える中盤ゲームメーカーのMFリキ・プッチがゴールに絡んだことだ。

 この日、セティエン監督はウルグアイ代表FWルイス・スアレスの負傷離脱もあり、メッシ、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンに加えて18歳のU-23スペイン代表FWアンス・ファティを3トップの一角として先発起用する決断を下した。自身が標榜するポゼッション重視のスタイルで何度かゴールを脅かしたものの、前半はゴールを割れずに終えた。

 すると相手に退場者が出て数的優位になった後半26分、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチに代えて20歳のプッチを投入。以前からトップチームへの招集に期待がかかっていた司令塔候補が、今季リーグ戦で初めてトップチームのピッチに送り出された。するとその5分後、左サイドをプッチが持ち上がって幅を作り、中央へと展開。このボールがメッシ、グリーズマン、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルと小気味よく繋がり、最後はメッシが右足で軽くゴールに流し込んだ。

 直接のアシストではないとはいえ、バルサらしいリズミカルな攻撃の一翼を担ったプッチ。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によると、クラブ公式の「バルサTV」のインタビューにこう答えたという。

「チャンスを与えてくれたキケに感謝しないと。良くない時間帯を過ごしていたから、プレーするチャンスを与えられた。ボールを取り返し、ゴールを決められたよ。より多く(トップチームで)プレーする機会を得るために頑張るけど、バルサBの試合に出る時も、キケから声がかかってきた時のために戦い続けるよ」

 プッチの主戦場はU-23日本代表MF安部裕葵らが所属するバルサBである。しかし下部組織出身者を積極起用する方針を示したセティエン監督の下で一定の成果を見せたことは、今後のチームにもポジティブな影響を与えそうだ。

Football ZONE web編集部