守備の要ファン・ダイクが右膝前十字靭帯損傷で手術が決まり、タイトル争いに暗雲

 リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、右膝前十字靱帯損傷により手術を受けることが決まり、戦線離脱を余儀なくされた。絶対的な守備の要を失ったことで、昨季王者は早くもタイトル争いからの脱落が危惧されている。

 ファン・ダイクは2018年1月に加入して以来、不動のレギュラーとしてリバプールの最終ラインに君臨。昨季はプレミアリーグ全38試合でフルタイム出場を果たすなど代えの効かない存在だが、現地時間17日のエバートン戦(2-2)でGKジョーダン・ピックフォードとの接触で右膝を痛めて負傷交代していた。リバプールは靭帯損傷により、ファン・ダイクが手術を受けると発表している。

 現時点で手術日程や離脱期間は未定だが、長期離脱は確実。事前の報道では7カ月から8カ月間の離脱との予測もあり、今シーズン絶望の可能性もある。

 英衛星放送局「スカイ・スポーツ」で解説を務める元リバプール主将のジェイミー・キャラガー氏は、「今注目されている問題は、リバプールはファン・ダイクがいなくてもリーグ優勝できるのかどうかということだ」と問題提起。「タイトルレースはオープンになると思う」と話したうえで、冬の移籍市場で最終ラインの補強が必須となったと指摘している。

「これでリバプールは確実に(来年)1月に市場に出なければいけないと思う。それはファン・ダイクの怪我だけが理由ではないだろうが、あのポジションが弱くなったのは確かだ。彼らは開幕前に(デヤン・)ロブレンも失っているし、今あのポジションにいる他の選手たちも怪我しやすい選手だ」

 同じく解説のグレアム・スーネス氏は、タレント揃いのリバプールの中でもファン・ダイクが最も離脱のダメージが大きい選手だと考えているという。

「開幕時に最も失いたくない選手は誰かと聞かれて、サディオ・マネやモハメド・サラーと答える人もいるだろうが、私にとってそれはファン・ダイクだ。リバプールは2人がいなくてもゴールを奪う力がある。しかし、最終ラインでは彼(ファン・ダイク)がすべての起点になっている。必要なタイミングでラインを保持したり、下げたりする。これは大きな打撃だ。リバプールにとって起きてほしくなかった出来事だ」

 2019年度のバロンドール投票で2位になったファン・ダイクの離脱の影響はあまりに大きいと予想されている。連覇を狙うリバプールはこの苦境をどのように乗り越えるのだろうか。

Football ZONE web編集部